俺は荷物を持って、吉川先生に挨拶をして職員室を出た。 社会科資料室へ行く。 鍵を開けてドアを開けると冷んやりした空気が体を包み、背中がゾクゾクとした。 電気をつけて暖房を入れ、机にノーパソを置いて開く。 カタカタとキーボードを打つ音が響く資料室。 仕事をしていても頭に入ってこない。 翠の顔、声が頭を過っていく。 ノーパソをパタンと閉めて、資料室の中にあるソファーの上に体を倒した。