教室で待ってる間、水澤先生と話をすることもなく水澤先生は机を挟んだ前に座っていて、ノーパソをカタカタと打っている。
私は教室の時計を見た。
18時まで1分ぐらい?
「水澤先生?」
「ん?」
水澤先生はノーパソに目を落としたまま返事をした。
「私、帰りますね」
「あと1分あるだろ?」
「そうだけど……」
もう来ないよ。
「あ、18時になった!」
「じゃあ、私……」
「電話してくるから待ってて?」
「もう、いいよ!どうせ来ないから!」
私は叫ぶようにそう言って椅子から立ち上がった。
「遅くなってスミマセン!」
その時、教室に母親が入って来て。



