恐る恐る目を開ける。 「…………ヒィッ!」 非常口の看板の光に照らされた場所に、さっきのお化け役の人が倒れていた。 ど、どうしよう……。 私、もしかして……この人を……殺してしまったの? その時、脳裏にお母さんや七海先輩、瑞葵、それからクラスメイトや部活仲間……。 いろんな人の顔が浮かび、今までの楽しかった出来事が走馬灯のように駆け巡っていった。 警察に捕まって、楽しい青春がなくなって……。 このまま逃げてしまおうか……。 でも……。