「早く作ってくれる人が見つかるといいですね」 って、私、何言ってんだろ。 しかも笑顔でさ。 「あぁ、まぁな……」 水澤先生は困った顔をしていた。 「ところで、昨日の文化祭の演奏。成功して良かったな」 「そうですね」 「よく頑張ったな」 水澤先生はそう言って、私の頭をポンとしてきた。 ビクンと肩が揺れて、手に持っていたピザを落としそうになった。 「自分でもビックリしました」 「そっか」 「はい……」 と、ここでまた沈黙。 部屋の中は私と水澤先生のピザを食べる音だけがしていた。