時間がかかったけど、何とか部屋もキッチンも片付いた。
「これをキープして下さいね」
「あ、うん……」
水澤先生はバツの悪そうな返事をして頬をポリポリ掻いていた。
「次は彼女に掃除してもらって下さいね」
「俺、彼女いねぇし……」
「はっ?だって、さっき女には餓えてないと……」
「そ、それはお前が変なこと考えてたから安心させるために……」
水澤先生、顔が赤くなってる。
「まぁ、そんなこと、どーでもいいだろ?」
「そうですけど……」
水澤先生、彼女いなかったんだ。
どこかホッとした自分がいて、そう思ったら急に恥ずかしくなった。



