文化祭も無事に終わり、片付けが終わったあとHRが始まった。
「みんな、お疲れ様!」
水澤先生が笑顔でそう言った。
教卓に手を付いて話をする水澤先生はカッコイイ。
「お前ら、これからどーせカラオケで打ち上げなんだろ?」
「水澤先生も一緒に行こうよ!」
茉莉花がそう言ったら、みんなから歓声が上がった。
「俺はまだ仕事が残ってんだよ」
水澤先生がそう言うと、みんなから“えー”という不満な声が聞こえてきた。
「みんな今日はよく頑張ったから、俺からお前らに……」
水澤先生はそこまで言うと、スーツの内ポケットから財布を取り出した。
さっきまで歓声上げたり不満な声を出したりしていたのに、水澤先生が財布を出した途端に“おっ!”って顔になっていた。
「カラオケの割引券をプレゼントしてやろう」
水澤先生はそう言って財布からカラオケの割引券を出して笑いながら目の前でペラペラ揺らしていた。
「ふざけんなー!」
「現金出せよ!」
「期待したじゃねぇかよ!」
などなど、男子からは罵声が飛ぶ。
「現金出してもらおうなんて甘いんだよ」
水澤先生はそう言ってケラケラ笑ってる。



