終わった……。
私の運命の日が……。
舞台袖に戻ると、緊張の糸が切れたのか、その場にペタンと座り込んだまま動けなかった。
「裕紀乃!頑張ったね!ソロ初成功じゃん!」
放心状態の私に七海先輩はそう言ってギュッと抱きしめてくれて頭を撫でてくれた。
「裕紀乃!やったね!」
そこに瑞葵もきて抱きしめてくれた。
2人の優しさが伝わって、私の目からポロポロと涙が零れ落ちていく。
「大倉さん、よくやった!」
吉川先生も来て頭を撫でてくれた。
「やっぱり愛の力だね」
七海先輩が私の耳元でそう言った。
「えっ?いや、ちがっ……」
「裕紀乃、顔が赤くなってる」
慌てて否定する私に七海先輩と瑞葵は大爆笑。
そんなに笑わなくてもいいじゃん!



