「じゃあ、何がいい?」
「えっと……何もいらないです……」
「それじゃあ、俺の気が済まないの」
水澤先生はそう言って笑顔を見せると、私の頭をポンポンとした。
いきなりのことで肩がビクンと揺れる。
「じゃあ……」
「あっ!文化祭を一緒に回って欲しいってのは無しな」
わかってるよ。
私だけ特別扱いするわけにはいかないんだもんね。
でも、お願いって何を言えばいいの?
「ちょっと考えさせてもらっていいですか?」
「いいよ。このまま待つ?」
「あ、はい」
と、言ってしまったものの、明日まで待ってもらおうか?
その時、スカートのポケットに入れていたスマホがLINEを受信した。



