水澤先生のタバコを吸う姿にドキッとさせられるけど……。
「あ、あの、喫煙所以外では禁煙では?」
「あ?ここ、俺しか使わねぇしいいんだよ」
いや、そういう問題ではないと……。
そんなことより今何時だろう?
私はスカートのポケットからスマホを出した。
うわぁ!もうこんな時間だったんだ。
スマホの時計は19時になっていた。
しかも七海先輩と瑞葵から大量のLINEが送られてきてるし。
「水澤先生?私、帰りますね」
「送って行くよ」
「い、いや、大丈夫です」
「俺のせいで遅くなったんだし遠慮するなって」
あ、少しは責任を感じてるんだ。
「駐車場で待ってて?」
水澤先生はタバコを携帯灰皿に押し付けると、社会科資料室の隣の部屋に入って行ってしまった。
このまま帰ってもいいけど……。
私はカバンを持って、資料室から出た。



