どれくらい時間が経ったんだろう……。
スカートのポケットに入ってるスマホを出すことも出来ず、この部屋の時計を見ることも出来ない。
銅像のように動けない私。
スースー寝息を立てて気持ち良さそうに寝る水澤先生。
ずっと同じ体勢のまま時間だけが過ぎて行く。
早く起きてよ、先生。
寝ている水澤先生の顔を見る。
“トクン”と小さく跳ねる胸。
水澤先生って、まつ毛長いし、鼻筋通ってる。
寝ててもカッコイイとか。
「…………んっ」
その時、水澤先生は小さく声を出し、眉間にシワを寄せた。
パチっと開いた水澤先生の目。
目が合う。
「大倉?なんで、大倉がいるの?」
水澤先生、完全に寝ぼけてます。
てか、早く離れて下さい。
もう心臓が止まりそうなくらいドキドキしてます。



