「あら、梨華おはよう。」

「梨華、誕生日おめでとう。」

リビングには2人、お母さんとお父さんがいた。


『2人ともおはよう。お父さんありがと!』



「梨華も18歳に、なるんだな…。」


そりゃあ、なりますよ!

時間って、早いんだね…。

なんか、しみじみとするわ…。


「さぁ、遅刻しちゃうから、早く朝ごはん食べちゃいなさい。」


『はーい。』



「梨華姉、早く食べてね。あと、今日は一緒に学校行こう?」

いつのまにかいた莉都…。


『いいけど、なんで?』


なんで、今日は一緒になんだろう…。

いつも莉都は彼女と一緒に登校する。

それも、7人もいる彼女を日替わりにして。

今日は、ロングヘアの色気ムンムンのお姉さんの日なのに。

あ、この子は莉都のお気に入りらしい…。