わたしは、ベットの横にある花瓶に花を生け、椅子に座った。
そして、彼の手を握る。
彼が1日でも早く、目がさめることを願いながら。
「あ、詩(うた)ちゃん。毎日来てくれてありがとう。」
ふんわりと微笑みながら病室に入ってきたのは、朔くんのお母さんだった。
「おばさん……。そんな、お礼なんて言わないでください。私が来たくてきてるんです。それに、悪いのは私なので。」
そういうと、さっきまで微笑んでいたおばさんさんの顔が暗くなる。
「詩ちゃんが責任を感じる必要はないんだよ。朔が自分でとった行動なんだから。早紀(さき)の言っていたことを気にする必要もないんだからね?」
早紀ちゃん……。
その名前を聞き、さっきまでのことを思い出す。
あんなに、敵意むき出しで見られて気にしないなんて、できるわけがなかった。
そして、彼の手を握る。
彼が1日でも早く、目がさめることを願いながら。
「あ、詩(うた)ちゃん。毎日来てくれてありがとう。」
ふんわりと微笑みながら病室に入ってきたのは、朔くんのお母さんだった。
「おばさん……。そんな、お礼なんて言わないでください。私が来たくてきてるんです。それに、悪いのは私なので。」
そういうと、さっきまで微笑んでいたおばさんさんの顔が暗くなる。
「詩ちゃんが責任を感じる必要はないんだよ。朔が自分でとった行動なんだから。早紀(さき)の言っていたことを気にする必要もないんだからね?」
早紀ちゃん……。
その名前を聞き、さっきまでのことを思い出す。
あんなに、敵意むき出しで見られて気にしないなんて、できるわけがなかった。


