行き止まりのところで壁に澄子を押し付け、髪を撫でる。
吐息がお互いの唇に触れるくらいまで顔を近づける。
「なんか言いたい事あんだろ?」
「ぶぅ・・・分ってるくせに」
ヤキモチ妬いただけだもん…か細い声でそう言う澄子が愛しい。
「ったく。バカ。俺が他の女なんか見てねーの分んねーの?」
「わっ分ってるけど…美人だったもん…」
コイツは…。
「お前は顔が良い男に一々ときめいてんのかよ?」
「猛よりカッコイイ男の子なんていないもん」
ったく!この場で襲われてーのかよ?
自分の一言一言に、俺がどんだけ欲情してるか分ってんのかよ?
今の台詞だけで、この場でめちゃくちゃにしたくなる。
周りの目なんか気にせずに、俺のものだって分らせたくなる。
欲情する心を抑えて控えめにキスをすると、おずおずと舌を入れてくる。
「んっ・・・」
どれだけ俺の心をかき乱す気だ?
この場で立てなくなるくらい感じさせたくなる…。


