無口なDarling+α



______……



「やっと着いたねー!」


飛行機が着地し、機内もガヤガヤと退出モードになる。


上に閉まった、澄子達の荷物を取る。


「猛ありが…」


荷物を渡してやると、笑顔でそう答えたはずが途中からフイっと顔を逸らした。


・・・こいつ。お仕置きされてーのか?


「飛行機出たら、トイレ行きたい~」


澄子のダチがソワソワと言う。


これは願ってもねーチャンスだ。


私も~なんて澄子は言ってるが、それは強行的に無視だ。



とりあえず機内から出ることが先だな。


後ろから押してる来る奴等を、背中で庇いながら澄子達を守る。


こんな奴等に押されたら小せーこいつらは倒れるだろーが。


のん気にトイレ~なんて言ってる澄子のダチも、いつも自分の男に見えないところで守られてんだろーな。



「じゃあトイレ行こう~」


澄子のダチがそう言出だしたのを見計らい「俺達、あそこの自販で飲み物買ってくるから」そう言い放った。


澄子も澄子で黙って俺に捕まられている。


「分かった~ちょっと待っててね~」


そう言って行ってしまうのを見届ける前に、澄子の腕を奪い人目の付かない場所へ連れて行く。


予想出来ていたのか、チョコチョコと早歩きで付いてくる。