赤くなりながら、
「眼鏡をしてる猛を見られるのは私だけだよね?」
だって起きて顔を洗って、そこでコンタクトをつける。
夜は寝るギリギリまで取らないし・・・。お風呂もそのまま入っちゃってるしね。
だから眼鏡姿の猛を見れるのは、一緒に住んでる私の特権だったり・・・。
そんな事をニヤニヤと考えていると、隣にいる猛があっさり否定。
「たまにコンタクトが痛てーと眼鏡で行くけど?」
「はっ!?」
そっそーなの!?
「みっ見たことないよ!?」
今のところ、猛が眼鏡姿で家を出る所なんて見たことがない。
もし見たら意地でもかけさせないもん!
「お前の方が先に出るときとか・・・。お前が起こしてくれねーと寝坊すんだよ」
寝坊すると、急いでるからコンタクトを入れるのが面倒だったりするらしい・・・。
でも“お前が起こしてくれねーと”って、なんか嬉しい。
「でもダメ!!ダメ!!眼鏡で魅力度UPした猛は他の女の子には見せちゃだめなの!」
「・・・」
私だけの“特別”なんだからっ!
ぶぅっと拗ねると、猛がよしよしっと頭を撫でて頬を寄せた。
「?」
「本当は俺も、化粧してお前を大学行かせたない」
・・・え?
「俺がいない場所にまでお洒落して行かせたくねーし」
本当はな、っと言いながら拗ねた。
「たける~」
あまりにも猛が可愛い事を言って拗ねるから、機嫌が悪いのも全部吹き飛んだ。
軽くキスを何度も交わす。
“支度しないと”そんな言葉がお互いに頭に浮かんでいるけど、お互いに唇を離したくなかった。


