「たけ、待って・・・」
家に着くなり、後ろから抱きしめられる。
「待たねーって言ったじゃん」
そっそんなこと言いましたっけ!?
心の叫びは伝わらず行為はどんどんエスカレートしていく。
「お願いっ玄関はやめよっ」
服の裾から侵入してくる猛の手をどうにか阻止する。
「ちっ」
舌打ちをしたかと思うと、いきなり体が宙に浮いた。
「ギャアア!!」
いきなりの事に(しかも後ろから抱きかかえられているから捕まることができない)
「どっどちらへ!?」
愚問のだったかもしれない。
答えはただ一つ。
「ベッド以外にあると思うか?」
当たり前と言わんばかりの言い方に私は、
「ないです」
そう答えるしかなかった。


