「俺、カッコよくねーし」
ボソリとそう呟く。
「王子キャラじゃねーし」
何かにふて腐れてるみたい。
でも
「あははは!たしかに王子キャラじゃないね!!」
ってゆうか、猛には“王子“って言葉さえも似合わないし!
「王子さまがそんなに仏頂面だったら、お姫様と似合わないもんね!」
「うるっせ。じゃあお前もお姫様じゃねーってことだぞ?」
「いいもーん!私赤ずきんちゃんで」
猛は絶対王子さまよりも狼タイプだもん!
そう言うと、猛がそっと唇を私の耳たぶに当てた。
「?」
「今日、帰ったら」
吐息のような囁きに、ここが外ってことも忘れて猛にキスして欲しくなる。
「食べられる?」
赤ずきんちゃん?そう言いながらペロリと一瞬耳を舐めた。
ビクンと感じた体は、あとは熱を持ち続けるだけ。


