無口なDarling+α


「ふっ、・・・」

いきなりの口づけに、思考がついていかないっ

グッと胸板を押してもビクともせず、逆に抱きしめている力が強くなった。

「猛、だ・・・めっ」

あまりの激しいキスに、舌がついていかない。

空気を求めて疼く舌を、限界まで絡ませる。

「・・・っんぅ」

本当にもうだめ!

猛のほほ笑むをペチペチっと叩く。

そっと唇を離した猛を、虚ろな目で見るといかにも機嫌が悪そう。
「なんだよ」

「だって、舌噛んじゃうも・・・」

有無を言わさずに再び唇が重なり合う。

「ん!」

咄嗟に抵抗を見せたけど、次のキスは私を感じさせる優しいキスだた。

自然に腕は猛の首へと回る。


ここは道路の真ん中だし、まだまだ外は明るいけどそんなの全く関係なかった。

「澄子、」

そっと背中を撫でる猛の手。

ダメ、ダメなのに・・・


猛に触れたいと思ってしまう。


熱っぽい目で猛を見つめると、猛の顔に余裕がなくなった。


もう・・・待てないよ、猛・・・。