ピラピラ…して見せる。
『れんや』君はそれを取り上げて、ざっと目を通した。
「…これ、もう完成してるんじゃないんっすか?」
いきなり砕けた聞き方。
「してるよ。でも、センスが悪いな…と思って」
いろいろ作ってみたの…とパソコン画面を指差した。
『れんや』君はそれを見て、プッと吹き出した。
「…真面目すぎ!こんなのどうでもいいっしょ!」
笑いながら言い捨てる。
残ってまで作ってた自分が、急にバカらしくなった。
「…もういい。コレに決める」
中でも一番マトモかな…と思うものを印刷。
「はい。外商部に持って帰って」
ムッとしたまま手渡した。
必要部数だけ印刷して、パタン…とパソコン閉じた。
「お疲れ。さよなら!」
フロアに『れんや』君を残して逃げようとする。
どうでもいい事に時間を費やした自分が、すごく恥ずかしくなったから。
「…待って!」
パシッ…と手首を持たれた。
まるで少女マンガの世界みたい。
「…何?」
振り返る私の目の前に年下の社員。
相変わらず緩いネクタイ。
おまけに今日は、第一ボタンまで外してる。
ちらっと見上げる顔。
鼻は細くて高い。唇は薄くて、少しだけ上がり気味。
目が垂れてて二重でなければ、怖い顔に見えたかもしれないけど…。
(なんだか…子犬みたい…)
可愛いな…って気がしてくる。
お局様達に好かれてる…って意味も、どことなくナットクする。
『れんや』君はそれを取り上げて、ざっと目を通した。
「…これ、もう完成してるんじゃないんっすか?」
いきなり砕けた聞き方。
「してるよ。でも、センスが悪いな…と思って」
いろいろ作ってみたの…とパソコン画面を指差した。
『れんや』君はそれを見て、プッと吹き出した。
「…真面目すぎ!こんなのどうでもいいっしょ!」
笑いながら言い捨てる。
残ってまで作ってた自分が、急にバカらしくなった。
「…もういい。コレに決める」
中でも一番マトモかな…と思うものを印刷。
「はい。外商部に持って帰って」
ムッとしたまま手渡した。
必要部数だけ印刷して、パタン…とパソコン閉じた。
「お疲れ。さよなら!」
フロアに『れんや』君を残して逃げようとする。
どうでもいい事に時間を費やした自分が、すごく恥ずかしくなったから。
「…待って!」
パシッ…と手首を持たれた。
まるで少女マンガの世界みたい。
「…何?」
振り返る私の目の前に年下の社員。
相変わらず緩いネクタイ。
おまけに今日は、第一ボタンまで外してる。
ちらっと見上げる顔。
鼻は細くて高い。唇は薄くて、少しだけ上がり気味。
目が垂れてて二重でなければ、怖い顔に見えたかもしれないけど…。
(なんだか…子犬みたい…)
可愛いな…って気がしてくる。
お局様達に好かれてる…って意味も、どことなくナットクする。

