「で、あんたはまた寝坊したわけ?」




「…うん、まあ、はい」



「はあ〜、毎日寝坊してるってあんたねえ!何時に寝てんのよ」



「えっと、10時です…」



「健康か!」



「いでっ」



今度は、ペチッと軽く頭を叩かれた。



くっそう、ちーちゃんめ!
私がチビだからってなんてことすんだ!!




「だ、だって眠いんだもん」



「だからって7時には起きなさいよ、馬鹿ねえ」




本当に馬鹿だわ、なんて私を見下しながら言うちーちゃん。



「それに、遅刻したことないもんっ!」



ふふん、とドヤ顔で言うと



「それは、亜樹くんがいるからでしょーが」




むにゅ、っとほっぺをつままれた。



「もう!ちーしゃん、はにゃして!」