ガツガツ武者武者


「それにしても、瑞樹の最終魔法はすごかったなー☆」

「そんなことないって////
宝亀のアンブレラソーシャルでほとんど体力なくなってたみたいだし!」

「まさかあそこでシュヴァイツァーが助けにきてくれるとはな」

「シュヴァイツァーさんも一緒に食べればいいのに」

「一人が好きなんだろ」

「ま、平和って、いいよな☆」

俺はトマトを齧った。

トマト果汁がテーブルへ飛散し、黒いタイル張りの床へ鮮血の如き不穏さを持って滴り落ちた。

それは、新たな戦い暗示するかのような昏い雰囲気を俺らに与えた。