神代の三姉妹、八百(やお)、ミツノ、ヨネは
それぞれお見合いをして結婚しました。

八百にはツヤコが、ミツノにはスミエが、ヨネには
マレコが生まれました。ツヤコとマレコは10才
年が離れています。ツヤコはスミエの1才年上です。

高齢な八百ばあばは片目を失明してからというもの、
巫女の後継者に心を痛めていました。

いつもボーっとしていてスミエの後ばかり着いて
回っているツヤコ。自分の娘とはいえ
年上でありながらも全く心もとない。

利発でやんちゃなスミエはいつも逃げてばかりで
話すら聞きません。こっくりさんなどをやって、

早くから霊能者の気配を見せていたマレコ姉さん(治の実姉)
は兄善次郎とおなじ17才で謎の死を遂げます。

治はこの話を聞いたときなんとしても
17才以上生きてやると決意しました。