めくるめく恋心

「右京の役立たず〜!! ココちゃんに変な虫がついたらどーすんだよ!!」

「うちの右京ママも頑張ってるんだよ? ちょっとは大目に見てあげてよー。」


恭平からのママ扱いも慣れっこになったうーちゃんは最早完璧スルーだ。輝夫先輩と蒼汰君は笑いのツボに入ったのか大爆笑している。


「ってかさ、右京にーって彼女いたんだー。」


うーちゃんの腕にピタッとくっついている欄先輩に視線が注がれた。確かにはたから見れば恋人同士に見える。


「彼女じゃない。」

「ちょっとぉ! そんなハッキリ言う事ないじゃん!! 今頑張ってんだからさ!! ってかいい加減私と付き合ってよー。」

「右京のどこがいいんすか!?」

「全部っ。」


きーちゃんに堂々と言い切った欄先輩からはたくさんのハートが見える気がする。それもどピンクのハート。


「俺も右京にーの全部好きっ。」

「お前気持ちわりー事言ってんな!」

「えー? 俺も右京にーみたいなお兄様欲しかったしー。」

「男でも右京を奪おうとする奴はなぎ倒してやるから。」

「そう簡単に右京にーは譲りませんからね。」

「それじゃ今はあんたのみたいじゃないの!!」