めくるめく恋心

自分の出番じゃない時はスタンドで応援した。みんなと必死に叫んで笑って悔しがって、喉ががらがらになった。途中ついうーちゃんを応援してしまい、輝夫先輩に『敵応援してどーすんだよ!!』と突っ込まれた。

午前の部が終わり、私たち赤ブロックは二位だった。一位はうーちゃんと恭平がいる青ブロック。でも僅差だし午後追い抜けるかもしれない。


「あー腹減ったぁぁぁ〜!!」

「あははっ、途中すっごいお腹なってましたもんね。」

「え!? 聞こえてた!?」

「バッチリ聞こえてましたよ。」


みんなの応援に負けないくらい鳴ってた輝夫先輩のお腹。思い出しただけで笑ってしまう。


「お昼はどうするの?」

「お昼はうーちゃんたちと一緒に食べますよ。 あと欄先輩も一緒です。」

「千里先輩はお昼どうするんですか?」


色んな女の子が千里先輩にお弁当を持ってきていた。どれも受け取らずに断ってたけど、モテる人って大変だなと思った。


「俺は輝夫と食べるよ。 良かったら……」

「俺たちも一緒にいい!?」


千里先輩の言葉を遮って輝夫先輩が勢いよく割り込んできた。

_本当、輝夫先輩って元気いっぱいだよね。


「はい、みんなで食べましょう。」