めくるめく恋心

「隣空いてる?」

「あ、はい。 空いてますよ。」

「ココロン、愛チン、おはー。」

「あはは、おはようございます。 輝夫先輩は今日も元気ですね。」

「輝夫は元気しか取り柄ないからね。」

「確かにそんな感じですよねー。」


千里先輩と愛の突込みに思わず噴き出した。


「おいお前ら! 他にもあんだろ! っつかココロン笑い過ぎなんだよ!!」


千里先輩たちが隣に座り、更ににぎやかになった。

音楽室で輝夫先輩に話しかけられた時はドギマギしてしまったけど、同じブロックになってちゃんと話してみると明るくて面白い先輩だった。

輝夫先輩と話してると笑い過ぎてお腹が痛くなる。


「リレー頑張ろうね。」

「はい! ちゃんとバトンつなぎますから!!」


ブロック対抗リレーでは千里先輩がアンカーを務める。その千里先輩にバトンを渡すのが私の役目。

千里先輩はサッカー部という事もあってか、足がめちゃくちゃ速い。練習ではみんな本気で走ってないけど、それでも速いと思った。みんなの足を引っ張らない様に頑張って走ろう。