めくるめく恋心

待ちに待った体育祭当日。予報では雨が降るかもって言われてたけど、気持ちいいくらいの快晴。


「うーちゃんと恭平も同じブロックだったら良かったのにー。」

「俺も心ちゃんと一緒が良かったよー!!」

「はいはい、いいから行くよ。」


恭平と手を握ってぶんぶん振っていたら、愛に腕を引っ張られて引き離された。うーちゃんと恭平に手を振って、私たちは赤ブロックのスタンドに向かった。


「午前中は出るのって大縄跳びだけだよね?」

「そーそー。 ってか、あたしは大縄跳びしか出なくていいから、それ終わったらあとチアやるだけ。」

「そうなんだ。 私も大縄跳びとリレーだけだから、チアの愛よりはゆっくりできるかも。」


スタンドに着くと、既にやる気満々な欄先輩グループが最前列を陣取っていた。一応座る場所は決まってるけど、みんな気にせず好きなところに座ってる。


「おはようございます。」

「心、愛、おっはよー!! 今日は絶対勝つからね!!」

「はい!!」


正直意外だった。欄先輩みたいなタイプって、こういう学校行事って面倒くさいとか言って積極的に参加しないと思ってた。でもイベント事は基本好きらしく、欄先輩を筆頭に赤ブロックの三年生女子は気合が入りまくっている。