めくるめく恋心

話しをしていると家が見えて来た。家の前で車を止めてもらった。


「遅くなってごめんね。」

「いえ、送って頂いてありがとうございました。」

「ココちゃん!!」


車のドアを開けて降りようとしたとき、玄関のドアから出てきたきーちゃんが駆け寄ってきた。車から降りるとがばっときーちゃんに抱き付かれた。


「お帰りー!!」

「ただいまぁ。」

「葉山さん、こんばんは! ココちゃん送ってくれてありがとうございました。」

「どういたしまして。 ってお前本当に吉良?」

「え? 何ですか急に。 吉良ですよ。」

「雰囲気違い過ぎだろ。」

「そうですか? いっつもこんなんでしょ。」


_普段のきーちゃんは違うのかな?

私はこのキーちゃんしか知らないけど、友達とか仕事の時のきーちゃんはきっと違うんだろうな。少し見てみたい気もする。

きーちゃんと二人で葉山さんを見送り、家の中に入った。


「帰り待っててくれたの?」

「うん! 車の音がしたから帰ってきたかなと思ってお出迎え〜。 久しぶりに葉山さんにも会いたかったしね。」


葉山さんっていろんな人から好かれる人なんだろうな。