お洒落な男の子に話しかけられた葉山さんは、何やら楽しそうに話をしている。お洒落男子の後ろに居る人たちもみんなお洒落。っとうか、男の子はカッコイイし女の子は可愛い。スタイルも抜群。

_この集団はいったい何者なんだろうか。


「紹介しとく。 この子、新しいバイトの心ちゃん。 遊びで手ぇ出したらぶっ殺す。」

「噂のココちゃん!? ってか、ココちゃんに手ぇ出したら、葉山さんより先に吉良に殺されるからそんな事しないっす。」

「え? きーちゃんの事知ってるんですか?」

「吉良と幼馴染の蒼汰っす!」

「あ! モデルの!?」

「そーでーす。」


にかっと笑っても様になってる姿は流石モデル。

きーちゃんから何度か蒼汰君の話しは聞いたことある。蒼汰君は小さい頃からモデルの仕事をしていて、今では結構売れっ子だって聞いた。きーちゃんが読モをするきっかけを作ったのは蒼汰君だった。

「またー。」と言って蒼汰君たちは奥のテーブルへ行ってしまった。


「吉良と知り合いなの?」

「従兄弟で今はきーちゃんのお家でお世話になってるんです。 葉山さんもきーちゃんの事知ってるんですか?」

「本職じゃモデルだの俳優だのと絡む機会が多いからね。 吉良とも何度か飯食いに行った事あるし。 ってか世間って狭いのな。」


_本当にビックリ。