バイトを始めて一週間が過ぎた。分からない事は玉置さんに聞きながら、というか、玉置さんがしている事を見て覚えるというか……とにかくそこそこ慣れてきた。本当にお客さんは殆ど来ない。平日は夕方しか働いてないけど、ふら〜っとお店に入ってくるお客さんは良くて五組くらい。殆どのお客さんは玉置さんと打ち合わせに来るか、オーダーしている商品を取りに来るかだ。
バイトに慣れてきて気持ちに余裕の出てきた私は今、別の問題に追い詰められつつある。
「そんなにやばいの?」
「やーばーいよぉぉぉ!! 中間テストの存在すっかり忘れてた!!」
「範囲そんな広くないし、今から勉強してれば赤点は免れんじゃないの?」
「でもテストの事頭からすっぽ抜けてたから、バイトのシフト普通に入れちゃったよ……。」
「は? マジ? ドンマイ!!」
めっちゃ他人事な愛に背中をバシッと叩かれた。
_痛い……。
バイトは20時半までだから、ちょっと夜更かしすれば勉強できなくもないんだけど……。睡眠削るのはちょっと辛いけど、自業自得だよね。それと後はバイト中に少しでも勉強するかだよね。入り口からはカウンターの中は見えないし。
_あ!
「ごめん愛! 先に教室戻ってて!!」
「何? どーしたの?」
「ケータイ忘れて来ちゃった!!」
私はさっきまで居た音楽室に急いで戻った。
バイトに慣れてきて気持ちに余裕の出てきた私は今、別の問題に追い詰められつつある。
「そんなにやばいの?」
「やーばーいよぉぉぉ!! 中間テストの存在すっかり忘れてた!!」
「範囲そんな広くないし、今から勉強してれば赤点は免れんじゃないの?」
「でもテストの事頭からすっぽ抜けてたから、バイトのシフト普通に入れちゃったよ……。」
「は? マジ? ドンマイ!!」
めっちゃ他人事な愛に背中をバシッと叩かれた。
_痛い……。
バイトは20時半までだから、ちょっと夜更かしすれば勉強できなくもないんだけど……。睡眠削るのはちょっと辛いけど、自業自得だよね。それと後はバイト中に少しでも勉強するかだよね。入り口からはカウンターの中は見えないし。
_あ!
「ごめん愛! 先に教室戻ってて!!」
「何? どーしたの?」
「ケータイ忘れて来ちゃった!!」
私はさっきまで居た音楽室に急いで戻った。


