めくるめく恋心

きーちゃんの事が頭から離れないまま、そして若干気まずい感じが続いたまま、時間だけがどんどん過ぎていく。きーちゃんは撮影だの遊びだので殆ど家にいないしで、話す間もない。

今月は冬の一大イベントのクリスマスがある。クリスマスはみんなで集まろうって話になっているけど、イヴは完璧予定なし。

_ケーキでも焼いて、一人でワイワイやろうかな……。


「心ぉぉぉ〜!!!!」


教室に向かって歩いていると、後ろから凄い勢いで愛と恭平が走ってきた。

_何!?


「これどういう事!?」


バッと雑誌を広げて見せられて、唖然となった。

_これ……何で!?


「心ちゃんモデルになったの!?」

「何で言ってくれなかったのよ!! 水臭いー!!」

「ちょっと貸して!!」


蒼汰君とソファーで寛いでいる写真には、私の顔が堂々と掲載されている。

_顔は写んないんじゃなかったの!?


「これ心でしょ!?」

「う、うん……。」

「雑誌パラパラ見てたら写ってんだもん! マジビビった!」