いつもの冷静で惑わす様なキスじゃなくて、感情をむき出しにした様な激しいキス。息をしようともがくと唇と唇の隙間から声が漏れる。自分の声が凄く生々しく聞こえて、恥ずかしくなった。
「せっ……んり……っ。」
千里の体をバシバシ叩いたら、やっと唇が離れた。運動をしたわけじゃないのに、息をするたび肩が上下してしまう。
「こんなに真っ赤な心久しぶりに見た。」
「〜っ、千里のせいでしょ!?」
「うん。 俺のせいだね。 俺、結構独占欲強いみたいだ……嫌になった?」
「そんな事で嫌いになんてならないよ。」
私が笑うと千里も笑った。千里は立ち上がって私の手を取った。
「着替えるんでしょ? 着替えて早くご飯食べよう。」
「うん、そうだね。」
手をつないで教室に戻ると、クラスでまだファッションショー中だった女の子たちから千里は囲まれていた。みんなから「この衣装どうですかぁ?」と言われて、千里は困りながらも一人一人に返事を返していた。
_本当、優しいよね。
「高尾先輩囲まれてるけどいいの?」
心配そうな声で持田さんに言われた。「付き合う前から人気があるのは知ってるし、しょうがないよね。」と言うと、「彼女の余裕ってやつぅ?」とからかわれてしまった。別にそんなつもりはないけど、周りからしたらそんな感じなのかな?と思ってしまった。
「せっ……んり……っ。」
千里の体をバシバシ叩いたら、やっと唇が離れた。運動をしたわけじゃないのに、息をするたび肩が上下してしまう。
「こんなに真っ赤な心久しぶりに見た。」
「〜っ、千里のせいでしょ!?」
「うん。 俺のせいだね。 俺、結構独占欲強いみたいだ……嫌になった?」
「そんな事で嫌いになんてならないよ。」
私が笑うと千里も笑った。千里は立ち上がって私の手を取った。
「着替えるんでしょ? 着替えて早くご飯食べよう。」
「うん、そうだね。」
手をつないで教室に戻ると、クラスでまだファッションショー中だった女の子たちから千里は囲まれていた。みんなから「この衣装どうですかぁ?」と言われて、千里は困りながらも一人一人に返事を返していた。
_本当、優しいよね。
「高尾先輩囲まれてるけどいいの?」
心配そうな声で持田さんに言われた。「付き合う前から人気があるのは知ってるし、しょうがないよね。」と言うと、「彼女の余裕ってやつぅ?」とからかわれてしまった。別にそんなつもりはないけど、周りからしたらそんな感じなのかな?と思ってしまった。


