めくるめく恋心

_今の感じ悪かったよね!?

もう一度秋ちゃんの顔を見ると、ブハッと笑われてしまった。


「何で笑うの!?」

「だって、変わんないなと思って。」

「何が!?」

「何がってっ今の……っか、お……あはははっ、ごめ、腹イタっい……!!」


_えぇ〜!?

目に涙を溜めながら大爆笑する秋ちゃん。

_何がそんなに面白いのかわかんない!!


「こんなに爆笑してる秋生久々見たわ。」

「これ暫くおさまんねーぞ。」


秋ちゃんはあまり外でこういう姿を見せる事はなかった。今もそれは変わっていないのか、バスケ部の人たちは驚いている。


「心、お前も今から昼飯?」

「あ、うん。 でも衣装汚したら怒られちゃうから、一旦着替えに教室戻るよ。」

「えー心ちゃん着替えちゃうの? せっかく可愛いのに勿体ない!」

「あはは、ありがとう。 当日ちゃんとした衣装着てるところ見に来てよ。」

「絶対見に行くしー!!」


相変わらず恭平は嬉しい事をサラッと言ってくれる。でもみんなに対してそんな感じだから、愛は気が気じゃないだろうなと思う。