「そ、そうだよね! 急に来られても困るよね! また改めて……」
「そうじゃない。 もう会いに来ないでほしい。 俺だけじゃない、直(なお)と恵奈(えな)にも会わないでほしい。」
頭の中が真っ白になった。
こんな風に突き放されるとは思ってなかった。混乱させちゃうかもしれないとは思ってたけど、こんな風になるなんて想像もしてなかった。
「……どう、して?」
どうにか絞り出せた言葉は、自分でも分かるくらい弱くて情けない声だった。目頭が熱くなる。目の前にいる秋ちゃんの顔が微かにぼやけて見える。
「死んだと思ってたんだぞ!?」
「っっ!」
秋ちゃんの大きな声に肩が飛び跳ねた。怒った様な、だけどどこか苦しそうな顔をしてる。
「ココの顔は良く知ってるっ、声も仕草も話し方もっ……それでも今目の前に居るのがココなんて信じられないっ!! ココは死んだ……っ、死んだんだ!!」
_こんな顔をさせるはずじゃなかった……。
「突然ココが死んだって知らされて、俺たちがどれだけ苦しんだか分かるかよ!? 分からないだろ!? やっとっ、やっと前に進もうって決めて、俺たちの時間が進み始めたんだ!! いま、さらッ……もう遅いんだよ!!」
グッと奥歯を噛みしめた。
「そんなつもり……なく、てっ……ごめん、ね……っ。」
頭も心もパンクしそうで、私は走ってその場を離れた。
「そうじゃない。 もう会いに来ないでほしい。 俺だけじゃない、直(なお)と恵奈(えな)にも会わないでほしい。」
頭の中が真っ白になった。
こんな風に突き放されるとは思ってなかった。混乱させちゃうかもしれないとは思ってたけど、こんな風になるなんて想像もしてなかった。
「……どう、して?」
どうにか絞り出せた言葉は、自分でも分かるくらい弱くて情けない声だった。目頭が熱くなる。目の前にいる秋ちゃんの顔が微かにぼやけて見える。
「死んだと思ってたんだぞ!?」
「っっ!」
秋ちゃんの大きな声に肩が飛び跳ねた。怒った様な、だけどどこか苦しそうな顔をしてる。
「ココの顔は良く知ってるっ、声も仕草も話し方もっ……それでも今目の前に居るのがココなんて信じられないっ!! ココは死んだ……っ、死んだんだ!!」
_こんな顔をさせるはずじゃなかった……。
「突然ココが死んだって知らされて、俺たちがどれだけ苦しんだか分かるかよ!? 分からないだろ!? やっとっ、やっと前に進もうって決めて、俺たちの時間が進み始めたんだ!! いま、さらッ……もう遅いんだよ!!」
グッと奥歯を噛みしめた。
「そんなつもり……なく、てっ……ごめん、ね……っ。」
頭も心もパンクしそうで、私は走ってその場を離れた。


