グ〜……。

お腹から情けない音が漏れてふと時計を見ると、19時になろうとしていた。

_疲れたし、少し休憩してご飯作ろうかな。

今日は千代さんが夜勤の為夜ご飯は各自摂らなきゃいけない。

_昭人さんは遅くなるって言っていたから、ご飯は私たちの分だけでいいんだよね?でもきーちゃんのお友達が来てるなら、ご飯何にしたらいいんだろう。

夜ご飯の事を考えながらも、取りあえずは休憩したくてリビングのソファーに深く座って背もたれに頭をのせた。

_あ〜疲れたぁ〜。


「ココちゃんいたー!!」


リビングで寛いでいると、きーちゃんが入ってきた。その後ろには蒼汰君と知らない女の子が一人。


「今からファミレスにご飯食べに行くんだけど、ココちゃんも一緒に行こうよ!!」

「私まで一緒にいいの?」

「いいに決まってるじゃん!!」

「じゃあ急いで着替えてくるから、ちょっと待っててもらってもいいかな? あ! うーちゃんは?」

「右京爆睡してたから俺らだけで行っちゃお。」

「そうなんだ。」


私は部屋に戻って薄手の長袖のTシャツとジーパンに着替えた。

階段を降りる前にうーちゃんの部屋を覗いてみたら、ベッドで気持ちよさそうに眠っていた。起きた時の為に“きーちゃんたちとファミレスにご飯食べに行ってきます。”と書いた紙を机の上に残してきた。