ココを追いかけて来たはいいが、声が出ない。手を伸ばせば届く距離にココがいる。けど一生懸命飲み物を選んでいるココは私たちの存在に気が付いていない。
「どうせアイスティーだろ?」
中々声が掛けられない私に代わって、からかい交じりの声で直が声を掛けた。ココの肩がびくっとなったけど、ココは振り向こうとしない。
「ココ……。」
ほんの少しの沈黙の後、ココがゆっくりと振り返った。私たちを見るなり、大きな目が更に大きくなった。
「ココ……だよね……?」
「っ……。」
段々と涙目になっていくココを思わず抱きしめた。けどココは直ぐに私から離れてしまった。
「ごめん……もう、私の事は忘れ……」
「バーカ。 あいつに何言われたか知らねぇけど、俺たちはそんなつもりねぇからな。」
「え……?」
「そうだよ。 私たちはココとちゃんと話がしたい。 ちゃんと聞かせてよ……っ。」
ココの手を取ると、とうとうココは泣き出してしまった。
大人っぽくなったなとか、少し雰囲気変わったなとか思ったけど、泣いてるココの顔は昔と全然変わっていなかった。
「どうせアイスティーだろ?」
中々声が掛けられない私に代わって、からかい交じりの声で直が声を掛けた。ココの肩がびくっとなったけど、ココは振り向こうとしない。
「ココ……。」
ほんの少しの沈黙の後、ココがゆっくりと振り返った。私たちを見るなり、大きな目が更に大きくなった。
「ココ……だよね……?」
「っ……。」
段々と涙目になっていくココを思わず抱きしめた。けどココは直ぐに私から離れてしまった。
「ごめん……もう、私の事は忘れ……」
「バーカ。 あいつに何言われたか知らねぇけど、俺たちはそんなつもりねぇからな。」
「え……?」
「そうだよ。 私たちはココとちゃんと話がしたい。 ちゃんと聞かせてよ……っ。」
ココの手を取ると、とうとうココは泣き出してしまった。
大人っぽくなったなとか、少し雰囲気変わったなとか思ったけど、泣いてるココの顔は昔と全然変わっていなかった。


