めくるめく恋心

運の悪い事故……そんな言葉で片付けられないくらい残酷な出来事だった。それでも私はそれを受け入れないといけなくて、終わりの見えない苦痛と生きていかなきゃいけない。


「ココ……。」


恵奈ちゃんは泣きながら私の手を強く握ってくれていた。私もその手を強く、強く握り返した。


「お前とまた会えて良かった。」


直ちゃんの言葉に私の涙腺はとうとう崩壊した。直ちゃんの手もギュッと握り、鼻をズルズル言わせながらここが外だという事も忘れて泣いた。

どのくらいの時間が過ぎただろう。涙と鼻水が止まった頃には少し日が沈んでいた。


「ゴゴ、酷いがお……。」

「恵奈ぢゃんも、ね……。」

「お前ら俺の身にもなれよな。」

「え……?」


パッと周りを見渡すと、他のお客さんからちらちらと見られていた。

女二人に男が一人。しかも女二人は号泣していて、手まで繋いでる。はたから見れば異様な光景だよね。


「ぶっ、あははははっ!」

「笑いごとじゃねーよ。」

「だってぇー、直ちゃんごめんね!」


私と恵奈ちゃんは今度は笑いが止まらなくて、暫く笑いが治まらなかった。