そして髪を乾かして
二階に上がって自分の部屋に入ると
壁に掛かっている時計の針は
7時50分をさしていた
あと…10分
その10分がすごく長く感じた
カチ、カチっていう針の音だけが部屋に響いて
1分進む度に緊張が増していく
60秒が長い
でも時間が過ぎていくと
それは短く感じる
あと…2分
10分は長く感じたけれど
ここまでくると短く感じてしまう
後少し…後少しだけ
心の準備させてって思ってしまうから
ああ、ほらもうあと1分
時計の針のように
決まった速度で、でも早く心臓が動く
バクバクが止まらない
顔の火照りも止まらない
もう流れに任せて
時間に身を委ねて
なるようになってしまえばいい______

