後少しで…
太陽が沈む
ゆっくりゆっくり沈んで
そして、風斗の顔が下がって
「ふう…」
「…行けって」
…ごめんね
風斗が______泣いてる
ごめんね
ごめんね
気づくの遅すぎて
罪悪感でいっぱいで
風斗の優しさの裏には
私という錘が苦しめてたのかもしれない
好きな人に恋のアドバイスなんて
どんな気持ちだろう
私…知ってた
協力なんてしたくないのに強がって
私は平気だからって笑って
見たくない光景を目の前にして
それでも目をそむけることはできなくて
"良かったね、上手くいって"
なんて嘘ついて。
そしてまた自分を苦しめて。
「早く…行けって…!」
嗚咽が出そうなのを必死にこらえて
手で顔を覆いながら
風斗は泣いた
私が______泣かせた
「ありがとう」
なんておかしいかもしれないけれど
今まで、ありがとう
自分の気持ち隠して
我慢できなくなって打ち明けて
それでも私の気持ちを尊重してくれて。
ありがとう以外
なにも言えないよ______

