**青空ドロップ**~君が落としたラブレター〜



そう、ずっと思ってたのに…

最近の私は少しおかしい



予鈴が鳴ってしぃが帰ってきた

影内さんとどうなったんだろう…

聞きたいけど

そんなの私が聞くことじゃないし

すごく、モヤモヤする

だけど何も聞けない


するとしぃは何も言わず席について

そして、しばらくしてから

私の肩をトントンと叩いた

振り向くと、いつものしぃがいる



「影内さん、俺の事好きなんだって」

「…へ、へえ?」



突然何を言い出すのかと思ったら謎の報告

いや、影内さんがしぃのこと好きなの

誰が見てもわかると思うんだけど…


委員会も同じだし

ちょくちょく私達のクラスに来るし

しぃに教科書借りに来たこともあったし。

しぃは自分の事に関して無関心すぎる



「それで、何か返事したの?」


それ以上何も言わないから

聞かずにはいられなかった

しぃは影内さんの気持ちを知ってどう思った?

付き合う…の?


でもしぃの答えは

あまりにも意外だった


「え、俺、好きな人いるし」