彼が目覚めるのを
ただ隣でひたすら待った
放課後はいつものように彼の病室に行って
今日あった面白いことや楽しかったこと
学校でのことたくさん話した
それからね
「ねえ…もうそろそろ起きていいんじゃないかな?」
そんなことも話しかけた
しぃはいつまで夢を見ているの?
私はあなたが目覚めるのを待っているのに
彼はまだ幸せな夢を見たいという
まだ楽しい夢の世界にいたいという
夢の外で待っている私は少し寂しいよ
あなたの夢に私はいる?
「…しぃ?」
しぃの右手がピクっと動いた気がした
ひたすら彼の声を呼んだ
すると開く、あなたの重いまぶた
ゆっくりゆっくり時間をかけて。
「おはよ」
「…はよ」
まだ眠そうな彼に優しく声をかける
夢から目覚めたあなたは何を思ってる?
どんな夢を見ていたの?
私は待ちくたびれたよ
もしかしたらこのまま目覚めないんじゃないか
なんて不安と戦いながら
ひたすらあなたが目覚めるのを待ったの
もう…嫌だよ

