潔く諦めようって決めてたのになあ
私、諦め悪いな
2時間も待って来ないんだから
しぃはここに来る気がないって分かってるのに
"もしかしたら"
ってやっぱりどこかで信じてて。
「くしゅっ」
寒いけど、待ってたい
少しでも可能性があるのなら
って、どんだけ諦め悪いかなあ…
自分が、情けなくなってくるよ
「あー、なんでかなあ…」
ほんとに…なんでかなあ…
涙が溢れちゃうよ
だってやって来たのはしぃじゃなくて
「お前どこまでバカなんだよ!!」
「あれ…なんで?なんで風斗がいるの?」
白い息を吐きながら
風斗は駆け寄ってきた
私は溢れた涙を拭って
必死に知らないふりをした
「なんで、じゃねえよ。お前の姉ちゃんから電話来て、ひなたがまだ帰ってこないんだけど何か知らないかって。」
風斗がなんでお姉ちゃんと連絡取れたのか
それすら分からないけれど
相当心配かけてたみたい
だってもう10時だもんね
彼氏のとこに行くって言って
それきり連絡しないなんてそりゃ心配するよね

