しぃは雨みたいな人で
しぃには影内さんみたいな春みたいな
そんな女の子がきっと似合う
私じゃ、ダメなんだ
時雨って呼べなくて
告白されに行くしぃの背中を押す
私は、春みたいな女の子になれない
ああ、そうか
こんなに悩んでる理由は私にあるんだ
理想は程遠くて
ちょっと期待しちゃいそうになるこの距離感
可愛い女の子なんて夢みたい
そんな自分が嫌いなんだ
「ごめんね、私、帰る」
そうと分かったら
目頭が熱くなって
目に涙が浮かぶのがわかる
こんな顔、風斗に見せられるわけない
泣き顔なんて人に見せるもんじゃない
分かってるのに
分かってるんだけど
一度緩んだ涙腺は元には戻ってくれない

