街につくと
土曜のせいだか人がすごく多い
人酔いしそう…
「まずあそこのお店入ろ!」
大きなファッションビルに入ってすぐに
桜ちゃんはお気に入りのお店を見つけたらしい
私だけだったら絶対に入らないような…
店の外からでも見えるマネキンは
ピンクのふりふりのワンピースを着ている
その近くにある棚には
リボンとかハートモチーフのアクセサリー
「ん~これとか!」
桜ちゃんはアクティブに
お店の中をぐるぐると動き回って
可愛いと思った服をひたすら私の体に当てていく
でもどうやらしっくりこないらしくて
当てては首を傾げてもとの場所に戻してしまう
だって我ながら思うもん…
ピンクは絶対に似合わない
「そういえばどこに着ていくの?」
ドキリとした
「えっと…プラネタリウかな」
私は小声で
桜ちゃんにだけ聞こえるような声で言った
「そっか〜!じゃあ清楚な感じがいいよね!でも夏だし明るい服がいいよね~」
桜ちゃんは腕を組んで
う〜んと声に出して悩む
そして、ぱっとひらめいたのか
博士みたいに
片方の手のひらを拳でぽんっと叩いて
「行くよ!!」
私の手を引いてお店を飛び出した
「早いよー!」
もしかして
桜ちゃんって私以上に元気っ子?

