『マヤ、ごめんな。愛してるから。』

パパの大きな手があたしの
額を優しく撫でる。
額からは血が流れてる。

そう、あたしのパパはDV。
携帯を投げつけられ
怪我をしたのだ。

でも泣きそうになりながら
私をなでるパパをみて

『ううん、あたしもパパ好き』

それしか返せなかった