翼「真と心、二人の名前を繋げると、真心(まごころ)って言葉になる」
心「…まごころってなに?」
すっかり泣き止んだ心が、赤い目で父さんを見上げた。
翼「真心はな、『真実の心。偽りや飾りのない心。尊敬の心を持つこと』を表す」
少し難しい言葉が並んだ。
首を傾げると、父さんはフッと笑った。
翼「二人の名前には、物事に純粋に真っ直ぐ向き合ってほしい。真実を見極める目を持ってほしい。そんな意味が込められているんだよ」
「まっすぐ………?」
翼「そう、律がよく言ってるだろ?」
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真っ直ぐ自分の目と心で見るのよ。
自分の道を自分で歩きなさい。
心と喧嘩した時、
出来ないことが悔しい時、
悲しい時、
母さんはそう言った。

