暗闇に咲く花SS




心「なんでっ、”綾崎”だから怖いのっ?母さんも父さんも皆優しいのにっ、」


ボロボロ涙を流す心の頭を撫でた。


「……っ、」



心を慰める言葉なんて出てこない。









校門を出てすぐ、我慢してた涙が溢れた。





「…………っ、う、」



心「…うぇ、しんっ、」





二人で大泣きしながら道を歩いた。




















翼「………真、心?」



よく遊びに来る公園を通りすぎようとした時、
大好きな声が聞こえた。






「「…とーさんっ!!」」



━━━ギュッ……


仕事帰りに迎えに来てくれたらしい父さんに抱きついて、また泣いた。










翼「……二人とも、どうした?」


父さんは俺達を軽々抱き上げた。
心はすぐに父さんの首に腕を回して、顔を埋めている。



心「………うう~、」



心は何も言わず、泣き続けている。