暗闇に咲く花SS




「烈、お前のcollar、どうしようか?」



烈はゆっくり振り返って、
少し困ったように笑った。


烈「兄が藍、姉が紅。結構強烈な印象だからね、俺の兄弟は」



藍と紅の弟と言う立場は、
きっとこれからも烈を苦しめる。


それでもそれに負けない烈であってほしい。













烈の困ったような顔を見つめる。







「……………決めた。桜花16代目総長、”白(ハク)”」



その名を口にすると烈だけじゃなく、
伊吹や響、奏、さらに下っぱまでもが目を見開いた。





烈「”白(ハク)”?」



烈は瞳も髪も何もかも黒。



……………だけど、





「……誰にも染まるな。誰にも染められるな。暗闇に映えるたった一人の”白”の存在が仲間たちの光になれ。黒は他の色に染まろうが黒のままだ。だが、白は違う。その美しさを保つためには他の色に染まってはいけない」





何色にも染まらぬ黒。

それはどの色でも打ち消してしまうから。







白が白のままであるためには、

他の色を打ち消すのではなく、自らの強さでその色を保たなければならない。