「………桜花8代目総長”銀”、一条蒼空だ」
ゆっくり告げると、
彼女はしっかり俺を見て、口を開く。
「初めまして。八神律と言います」
少し震えながらもしっかり答える少女。
…………この子はきっと強くなる。
怯えと冷たさを含んだ瞳の奥に、
儚くも強い光がある。
…………そう感じた。
廉「……蒼空さんに喧嘩の相手でもしてもらうか?」
律「………うん、」
「え、マジかよ。もう鈍ってるよ」
律「蒼空さん、お願いします」
ちょっとだけ、俺に微笑んでくれた彼女。
「……しょうがねぇなぁ」
つられて俺も笑顔になった。
━━━━━これが律と俺の出会い。

