━━━━余談。
俊side
「俺、律に嫌われてるなー」
准「まぁ、あのゴキブ〇騒動のせいだな」
「やっぱり?」
ひさしぶりに兄貴と酒を飲む。
何年ぶりだろうか………
この家に帰ってきたのは。
准「いいじゃねぇか。俺らの意思はしっかり後輩たちに受け継がれてる」
「………確かにな」
准「で?いい加減、放浪は終わったか?」
「……………フッ、ちゃんと本来の居場所に戻ってきますよ、”組長”」
准「………そうか…。お前は俺の右腕だからな」
「……………」
ぐいっと酒を流し込む。
准「伝説の”碧”が帰ってきたか……」
「そんなに伝説でもないですけど」
准「自分の噂やら伝説やらを全部揉み消しといて何言ってんだか」
「………必要なのは実績より実力です」
准「ったく、いつもヘラヘラしたところしか見せないからなぁ……お前」
まぁ、いいんだよ。
俺はヘラヘラしたキャラで。
誰かを守る力さえあれば……………