毎晩、毎晩夜の街に出かけては自分の拳を赤く染めた。

だが、俺らはある日出会ったんだ。


その人が灯浪（とうろう）だった。
オレ達は只、ただ強くなりたかった。

その思いだけで、オレ達は弟子入りしたんだ。



その日から、毎日毎日修行していた。

弟子入りしてから数年………………


高校入学一週間前、灯浪は俺らに言ったんだ。


灯「もうお前らは、十分強い。
これからは俺の元へは来なくて良い。
良い情報を教えてやろう。」

陽達「「「なんだ？」」」

灯「明日から、結晶と時雨を探せ。
あいつらの目的は、お前と一緒だ。」

そして、只一言
灯「またな」

そう言い、姿を消した。